2020年度NEDO-PCAに採択され約2.4億円の助成対象事業者に決定

インテグリカルチャー株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役CEO:羽生 雄毅、以下、「インテグリカルチャー」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2020年度「研究開発型スタートアップ支援事業(旧:研究開発型ベンチャー支援事業)/Product Commercialization Alliance(PCA)」に係る公募において、助成対象事業者に選定され、約2.4億円の助成を受けることが決定致しました。本助成金は、培養肉などの細胞農業製品の上市へ向けた生産拠点整備のために活用致します。

■採択された助成事業の内容
テーマ:培養肉などの細胞農業製品の上市へ向けた生産拠点整備
概要:培養フォアグラや培養肉などの細胞農業製品を、2021年から2023年にかけて順次上市するために、汎用的な大規模細胞培養技術である”CulNet System”を、企業連合による開発で自動化や品質管理技術を組み込んで大規模化し、生産拠点として整備する事業

■国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)について
NEDOは、持続可能な社会の実現に必要な技術開発の推進を通じて、イノベーションを創出する、国立研究開発法人です。
リスクが高い革新的な技術の開発や実証を行い、成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」として、社会課題の解決を目指します。
https://www.nedo.go.jp/introducing/index.html

■PCA助成事業の目的(PCA公募要領P.4より抜粋)
本事業では、提案時から概ね3年後までに事業化による継続的な売上が見込める事業計画と、確度の高い資金調達計画、それらを達成するための体制(社内体制・外部連携体制等)を有しており、かつ事業化を達成するために助成金の必要性の高い企業を支援することを目的とします。
https://www.nedo.go.jp/content/100917364.pdf

■インテグリカルチャーについて
独自開発の低コスト細胞培養技術”CulNet System”をバイオ領域の新たなプラットフォームとし、動物細胞で構成される食品、皮革をはじめ、様々な分野でご活用頂けることを目指しています。
CulNet Systemは、汎用性の高い細胞培養プラットフォーム技術で、動物体内の細胞間相互作用を模した環境を擬似的に構築する装置です(特許取得済み)。本技術は、理論的にはあらゆる動物細胞を大規模かつ安価に培養可能で、培養肉をはじめ、様々な用途での活用を想定しております。すでにラボスケールでは、管理された制御装置下で種々の細胞を自動培養し、高コストの一因であった血清成分の作出を実現しています(出願済)。血清成分の内製化実現により、従来の細胞培養が高コストとなる主因の牛胎児血清や成長因子を使わずに済み、細胞培養の大幅なコストダウンを実現します。
https://integriculture.jp/

■CulNet Systemについて
CulNet Systemは、動物体内を模した環境を構築することで、細胞培養の高コスト原因であった成長因子の外部添加を不要とし、コスメに使用可能なエキス成分から、食肉に用いる細胞成分まで、様々な利用範囲をもつ成分を安価で大量に生産できるインテグリカルチャー独自の汎用大規模細胞培養技術汎用性の高い細胞培養プラットフォーム技術です。詳細は下記をご覧下さい。
https://integriculture.jp/technology/

■会社概要
会社名:インテグリカルチャー株式会社
代表取締役CEO:羽生 雄毅
設立:2015年10月23日
本店:東京都文京区本郷4-1-3 7階 ※登記上の本店
新宿オフィス(東京女子医科大学内):東京都新宿区河田町8-1 TWIns 3階 N101
事業内容:汎用大規模細胞培養システム “CulNet System™”を用いた有用成分、化粧品、食品、細胞培養肉の研究開発
WEB:https://integriculture.jp/