「第22回日本抗加齢医学会総会」に出展
~独自の化粧品原料『CELLAMENT』を紹介~

インテグリカルチャー株式会社(本店:東京都文京区、代表取締役CEO:羽生雄毅、以下、インテグリカルチャー)は、2022年6月17日(金)から3日間にわたって開催された一般社団法人日本抗加齢医学会が主催する「第22回日本抗加齢医学会総会」に出展しました。

今回の総会は、「心身ともに若々しさを保つアンチエイジング科学とエビデンス」がテーマ。特別講演、教育講演、シンポジウム等、多彩なセッションが催された中、インテグリカルチャーは、独自開発した化粧品原料『CELLAMENT🄬(以下、セラメント)』に関する展示ブースを設置し、クリニック向けやOEMの製品を紹介しました。

展示ブースの様子

『セラメント』は培養肉を作る過程で開発された鶏卵由来の細胞培養上清液です。細胞を培養する際に抽出された成長因子などが多く含まれていて、主成分である「ニワトリ卵胚体外膜細胞順化培養液」に、若齢個体特有の遺伝子発現パターンへの回復による若返りが期待される研究結果も確認されています。

会期中は、美容クリニックや病院の先生方が多く来場され、当社ブースにも200名以上の方に立ち寄っていただきました。今回の展示を通じて『セラメント』に興味を持っていただき、実際に配合化粧品の発売に向けたプロジェクトが動き出しました。

また、6月18日(土)のミニセミナー「若齢固定特有の遺伝子発現パターンへの回復による若返りが期待される革新的な次世代細胞培養上清液の可能性」の中でも、『セラメント』が紹介されました。

登壇者である大阪大学大学院 医学系研究科 臨床遺伝子治療学 特任准教授で医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾の統括院長を務める医学博士の日比野佐和子先生が、「最近では安全性や効果が実証されていない幹細胞コスメがある中で、『セラメント』はエビデンスが備わった次世代の化粧品原料だ」と、研究結果をベースにした原料であることを評価している考えをお話いただきました。

今回の日本抗加齢医学会総会への出展は、『セラメント』を通じて、より多くの人にインテグリカルチャーという企業はもちろん、細胞培養の可能性に興味を持っていただくきっかけとなり、私たちが目指す【環境に優しいサスティナブルな未来】の実現に向けて1歩前進する機会となりました。

今後もインテグリカルチャーは、さらなる細胞農業の普及を目指していきます。

■ 『CELLAMENT🄬(セラメント)』について 
インテグリカルチャーでは培養肉製造におけるコストの大きな部分を占める成長因子や血清様成分を作出するCulNet®(カルネット) システムを開発しており、このシステムから得られる培養上清には対象となる細胞(例:筋肉細胞や肝臓細胞など)を培養するために必要な種々の有用成分が含まれます。
このカルネット システムの開発段階で得られた鶏卵の胚体外膜順化細胞培養上清は、当社での培養肉製造のための技術開発の過程で多様な細胞に対して顕著な増殖促進効果を有することが確認されました。また化粧品原料としての機能性を検証したところ、ヒト皮膚にも有用であることが確認できたため、化粧品原料としての安定性を考慮したものを当社独自の化粧品原料『セラメント』として2021年4月に上市しました。
詳細については、下記サイトをご覧ください。
https://www.cellament.jp/